二階席2014年04月01日

今朝は放射冷却もあって3℃台まで気温が下がり、県内には霜の下りたところもあったようです。

そのぶん青空が広がった今日、金沢では桜の開花宣言が出されました。去年より1週間遅れたとはいえ平年より3日早いんだそうです。明日も晴れ、しかも気温もぐっと上がりそうなので、街のあちこちで春らしい光景が見られるようになるはず。

さて昨日運航を終えたANAジャンボ。もうタイムテーブルから「74P」の文字がないかと思うと、ボクも心なしか空虚感を憶えます。

ANAの「Thanks Jumbo」特設サイトはまだ健在ですが、HPからは機種やシートマップなどが既にありません。

特設サイトで「特別な感じだった」と表現されているジャンボの二階席、ボクが最初に乗ったのは新婚旅行の帰りの便の沖縄-大阪(伊丹)、そして初めてのスーパーシートでした。

もっともスーパーシートはB747SR-81スーパージャンボで実現したんですが、それ以前のトライスター導入時に構想があって、事実最前部のブロックのシートはスーパーシート仕様で納入され「広くて快適」と噂されていたものです。結局トライスターで国内線2クラス化は実現せず、シートも普通席仕様に替わり20席も増えました。その後導入されたスーパージャンボでも用意された「広い」二階席が、スーパーシートとして日の目を見たのです。

それから何度かB747SR-81のスーパーシートを利用しました。快適さと共に、階段を上がった空間は、正に「特別な感じ」だったと思ってます。今思うとJALのB747-146Aが晩年国内線を飛んだ時にスーパーシートを利用していたら、あの螺旋階段で二階席に上がれたのに…。

後に二階席が広くなった所謂「SUD」から二階席は国内線では普通席になってしまい、高級感は失われたものの別空間なのは同じでした。 東京の帰り、JAL便のB747-346(国際線仕様機)で小松に帰る折、二階席(普通席)をリクエストしたんです。

二階席だけで当時のYS11とほぼ同じ乗客数というのも驚きでしたが、やはり雰囲気は一階席とは違い、またその日は暮れていく機窓が特に美しかったのを憶えています。

そんな「二階席」を国内線で唯一満喫できたジャンボ。これもまた思い出になってしまいました。

さて本日HP「Mulberry Room」並びにブログ「Bootleg」が15周年を迎える事が出来ました。

少ないコンテンツから始めたHPですが、ここまで続けられたのも皆様のおかげと感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。

コメント

_ YOSHIRJNK ― 2014年04月04日 00時38分

15周年おめでとうございます。今後も楽しみに拝見させていただきます。ジャンボ退役しちゃいましたね、最後の撮影は涙を堪えての撮影でした。

_ くわやま ― 2014年04月04日 21時58分

>YOSHIRJNKさん。

ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。
数々の思い出を残してくれたANAジャンボ。貴殿による最後の活躍の記録を拝見させていただきました。力作ばかりで頭が下がります。ご苦労様でした。

乗る人、飛ばす人、みんなに愛されたANAジャンボは幸せ者です。

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