かもめビーチ号2016年01月11日

交流電化のイメージが強い北陸本線。しかし米原-敦賀間が直流化されて久しく、関西から223系の新快速が直通運転しています。
また去年は『特別なトワイライトエクスプレス』で、直流機EF65PFがまさかの敦賀乗り入れなど、趣きが変わってきました。

でも北陸本線の直流車乗り入れは、もっと古い歴史があったのです。しかも米原口ではなく直江津口なんです。今では第三セクター化されてしまって運転は事実上はムリでしょう。

それは長野から北陸本線の能生や谷浜まで運転されていた夏の臨時列車、快速『かもめビーチ』号。北陸本線直江津口は糸魚川-梶屋敷間に交流と直流の分岐点(セクションといいます)があり、その先直江津までは直流区間なので、信越本線から乗り入れの直流電車が走れたのです。

湘南色の169系や『あさま』色の189系、時には185系や元修学旅行用の167系も使われた記録が残っています。のち普通列車化されてからは長野色の115系も走ったようです。

また折り返しの都合でしょうか、交直セクションに迫る梶屋敷駅まで乗り入れたコトもあったと記憶しています。

今なら鉄がビックリ仰天しそうな列車ですが、国鉄の時代だったからこそ実現した列車だったといえるでしょう。

今日は日勤でした。明日も頑張りますか。