この時代だからこそ2016年07月03日

未明に大雨警報が発令になりました。
昨日のニュースなどで「北陸の多いところで200mm」なんて報じられてて、いったいどうなるかなと思ってましたが、幸い朝になってちょっと強く降っただけで終わりました。ちょうど出勤した頃でした。

雨が上がり、応援の仲間には帰宅してもらいました。残ったのは蒸し暑さ!!気温も30℃近くまで上がってタイヘン…(大汗)。

今では携帯端末でも簡単にレーダー画像など気象に関する情報が手に入るようになりました。雨が大敵の仕事なので便利至極です。

ボクが増改築の建築関係に勤めていた頃は、ようやくTVの天気予報で気象衛星「ひまわり」の画像が観られるようになった程度でした。まだアメダスもなく予報精度も今とは比べものになりませんでした。

増改築には屋根を一部、或いは全部取り払うコトもしょっちゅう。雨が降ってしまっては何にもなりません。
当時は十分な情報もなく、気象に関する知識も広まってなくて、大体は「そんなモンやってみんと判らん」「晴れたらどうする」で押し切られてしまい、結果お客さんの大切な家を水びたしにして謝ったり叱られたりの連続。

ある冬の奔りの日、痛んだ屋根の瓦と屋根板を1日で全部取り替える工事がありました。ところが予定した日は前日の予報では冬型の気圧配置、雨と風なのが判ってました。
これでは工事どころではありません。その次の日は冬型も崩れ晴天という予報に営業担当と相談したところ、前述のセリフが飛びだしてきました。

しかしどうみても雨は確実。営業を説き伏せてお客さんにも承知してもらい、業者にも手配して1日おいて快晴の下、無事に工事を終えました。

雨で失敗を繰り返さないよう、気象衛星の画像を会社で見られるように出来ないかと打診してみましたが、夢物語と即却下されたのです。そんな時代だったのを思い出しました。