『のと里山里海号』カジュアルコース2016年08月24日

のと鉄道の観光列車『のと里山里海号』は、週末は全車指定で軽食やスイーツがセットになった企画旅行となりますが、平日を中心に普通列車としての運転となり、整理券300円で楽しめるおトクな列車です。

とはいえアテンダントさんが乗務、車窓の案内(というよりDJ)など基本サービスは同じです。

のと里山里海号

シートピッチも広く、また窓を向いた展望席もあるんです。

車内

能登の伝統工芸

車内のパーテーションは建具の町、田鶴浜でつくられた障子ふう。シートカバーは能登上布で出来てます。

部活帰り

途中の駅で部活帰りの女子が対向列車を待ってました。

ガラス工芸

こんな光景も『のと里山里海号』ならでは。

途中の能登中島駅では保存されている郵便車、オユ10の車内を見学するコトが出来ます(54号を除く)。約10分の停車。

郵便車 オユ10

郵便車は客車列車に連結され日本全国を走りました。車内はその時のまま…。

走る郵便局

郵袋や小包が無造作に積まれています。駅のホームの端での光景が懐かしく思い出されます。

小包の山

発車を待つ

列車は国道や、のと里山海道からでは見られない風景を楽しめ、ビュースポットでは一時停車してくれます。静かな漁村が望めました。

静かな漁村

波静かな七尾湾。対岸には能登島。ツインブリッジも遠くに見えますネ。

内浦沿いに

桜のシーズンは観光客や鉄で大変賑わう能登鹿島駅。別名「能登さくら駅」でも知られています。桜のトンネルを行き交う列車は一見の価値あり!!

能登鹿島駅

これは「ボラ待ち櫓」。昔はいっぱいありました。櫓の上から潮目などを頼りにボラを獲るために使われてました。
人が乗っているようですが、今は人形です(笑)。

ボラ待ち櫓

夏の思い出

終点、穴水に到着。小さな旅を演出してくれたキャビンアテンダントさんがお見送りです。

この子供たちにも、夏休みのいい思い出になったでしょう。