名鉄美濃町線 美濃駅 ― 2016年10月01日
久しぶりに雨の心配をせずに済んだ一日でした。日中は青空も広がり、金沢は夏日を記録。でも今日から10月です(笑)。
こんな晴天の日に限って日勤とは…(泪)。
さて今日は美濃に残されている名鉄美濃町線美濃駅の遺構です。平成17年3月いっぱいで廃止された名鉄岐阜地区の600V線(岐阜市内線・美濃町線・揖斐線)。一足先に新関-美濃間はそのちょうど6年前に部分廃止されていたのです。
長年愛された電車と駅。今にも走りだしそうな雰囲気です。
大正生まれの古豪モ510形。岐阜市内線と美濃町線・揖斐線直通運転開始にあたり斬新なカラーリングを施されました。なかなか似合っていて、決して厚化粧ではないと思います。車内は転換式クロスシートに改装。後にパノラマカーと同じスカーレット一色になってしまいました。
岐阜地区600V線がスカーレット一色になる前の旧塗装に戻されたモ590形。路面電車スタイルそのものですが、足回りは少しハイギヤードになってたので、専用軌道だった新関-美濃間の区間運転にも使われてました。
昭和45年に美濃町線は各務ヶ原線新岐阜駅への直通運転を開始、そのためにつくられたのがこのモ600形です。
スカーレットに白い帯を配したボディは新製、車内もモ510形同様に転換式クロスシート。各務ヶ原線の1,500Vにも対応していて、当時ではハイグレードな電車でした。ただし足回りは旧型車の流用、屋根上に載っているエアコンそっくりな抵抗器というのが御愛嬌。
部分廃止から17年、全面廃止から9年を過ぎましたが、名鉄美濃町線美濃駅は今も当時のまま、訪れる人を待っています。
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