函館の旅 32016年10月08日

秋晴れが長続きしません。重そうな雲から雨が落ちてきました。寒冷前線が通過するようで、大雨も予想されています。
のと里山海道で痛ましい事故があったり、阿蘇山が噴火したり…この秋もイイ話題が聞かれません。お悔みとお見舞い申し上げます。

さて函館の旅の続きです。元町界隈を離れ、市電で函館どつく前へ移動。ここでお昼をとりました。

末広町界隈

どつく前まで来ると、観光客は殆ど見かけません。静かな住宅街の中に「レストラン ヨシヤ」があります。懐かしい洋食屋さんの匂いが食欲をそそります。
なにしろ大きなエビフライが有名なお店、ヒレかつとハンバーグとのセットを頂きました。

メニューには「エビフライ小(22cm)」とあったのに、供されたものはかなり大きめ。こ・これで小!?といったカンジです。またハンバーグも丁寧に焼かれていてデミグラスソースもタルタルソースも絶品。

魚見坂を上ると、外国人墓地がありました。

外国人墓地

少し離れた場所にあるのが旧ロシア領事館。今は閉鎖されています。洋館建てながら破風があるなど、建築当時の心意気も感じられます。

旧ロシア領事館

再び市電に乗り函館駅前へ。長く本州と北海道を結んだ青函連絡船摩周丸が、今は記念館として歴史を伝えています。

青函連絡船 摩周丸

無線室

無線室も公開されていて、運航の苦労を知るコトが出来ました。
また船室にはグリーン船室の座席と普通船室の座席が少しですが残っています。席は特急列車のそれとほぼ同じですがちょっと大きめで、普通席にもセンターアームレストがありました。生地の色が懐かしいですネ。

座席

操舵室から

何度も何度も津軽海峡を往復した連絡船。可動橋を出入りする貨車の姿が偲ばれます。

可動橋

そろそろ黄昏が迫ってきました。この後はいよいよ函館山からの夜景です。

黄昏迫る

函館山へはロープウェイが一般的ですが、移動のためにと市電・函館バス2日共通券(乗り放題)の「イカすカード」を買ったので、バスで上りました。途中の絶景ポイントからの夜景も楽しめ、本州側の灯りも見えました。またバスは登山道では車内の照明を消し、夜景が見えるよう配慮してくれるのです。

函館山からの夜景

展望台は観光客でギッシリ。ただ風が強くとても寒かったです(笑)。しかしその寒さも忘れるような夜景は、さすがミシュラン三つ星!!言葉を失います。函館へ来た甲斐がありました。

帰りはバスを途中(登山口バス停)で降りて、昼間に来た元町界隈のライトアップを堪能。

ハリストス正教会の夜景

静かな空気と共に佇む教会。コチラも見逃せませんヨ。

カトリック元町教会の夜景

そのままラビスタ函館ベイまで歩き、晩ゴハンは北海道ならではのチキンレッグが入ったスープカリー。美味しく頂きました。

セイコーマート(コンビニ)で飲み物やお菓子を調達してホテルに戻り、程なく就寝…。心地よい疲れ。