食堂車のメニューには ― 2016年11月29日
夜勤から帰ると、外は時雨。こんな天気が続きます。
今日JR西日本は試運転が始まっているクルーズ列車「トワイライトエクスプレス瑞風」のデビュー時期を発表しました。JR東日本の「四季島」もそれに続くものかと思われます。
それまではJR在来線で食堂車は『カシオペアクルーズ』のマシE26の1両だけ。かつて特急列車や急行列車に連結されていた食堂車の隆盛は偲ぶことすら困難となりました。
鉄道誌を紐解くと、かつて列車内の放送設備がなかった頃、昭和30年代半ばまでは列車ごとに工夫を凝らしたメニューや案内が乗客に配られていたようです。
列車の時刻表はもちろん、沿線案内や鉄道に関するコラムなども記されていて、今でも興味深い内容です。
また広告類も時代を感じさせるものが多いです。特にタバコに関しては「どこのたばこ店にも美しい化粧箱を用意しております」など、喫煙者の減った今では信じられないようなものも。リッパな家の応接間にタバコが入ったケースがあった、そんな時代の話でしょう。進物にも使われていたんですネ。
食堂車が妙に懐かしく思えました。
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