よく調べてからものを言え2017年04月29日

朝から強い風。日本海に進んできた低気圧が寒気を持ちこんで、大気が不安定気味でした。

今日は日勤。出かける頃になってほんのパラリと雨が落ちてきましたが、日中を通じて本降りになるコトはありませんでした。むしろ殆ど晴れていた位で、少し積乱雲が見られた程度。

マスコミが警戒を呼び掛けるのも大事ですが、騒ぎすぎは如何なものでしょう。必要以上のショッキングな映像と大げさなナレーションは、報道のあるべき姿ではないと断言しておきましょう。

帰宅してたまたまTBS系の「報道特集」を観ていたら沖縄本島以外の自衛隊施設の話をしていたようです。

その中で下地島空港があたかも基地への転用前提だったかのような扱い方。事実とはかけ離れたものに番組の内容を疑いました。
そもそも下地島空港は民間パイロットの実機訓練を目的につくられたものというコトは知られています。この空港が出来る前は早朝の羽田空港やアメリカのモーゼスレイクなどで実際にヒコーキを飛ばして訓練を行っていたのです。

最近はエアラインが機種毎に非常に精巧なシミュレータを持つようになり、実機訓練にとって代わりました。

自衛隊の基地と民間空港の大きな違いは滑走路の舗装です。民間空港の滑走路はアスファルトですが自衛隊の基地はコンクリートが用いられています。つまり一目で判るのです。
また航法援助施設も自衛隊と民間航空では一部違うものが使われています。管制用の電波も周波数帯が異なります。

今日の「報道特集」は明らかに憶測でつくられたもの。それで報道と名乗る資格はないと考えます。