この秋一番2017年10月05日

今朝は放射冷却でこの秋一番の冷え込みとなりました。朝晩などそろそろ暖房が必要な時期。ボクもちょっと風邪気味です。

FITが3回目の全般検査…ではなく車検を迎え、今日配給輸送…ではなくディーラーさん入り。明日には戻ってくると連絡がありました。仕事が早いなあ。出費も大きいですケド(泣)。

今日はレッスンもなく、夕方前に買い物に出かけただけ。

さて今日も思い出話にお付き合いください。

兄の紹介で今の会社に就職が決まりました。しかし最初は試用期間でアルバイト扱い、のち晴れて正社員になったのは昭和があと3日で終わろうとしていた日のことでした。春からは下水道処理施設の運転管理をする部署に配属されました。

当時金沢市の下水道普及率は50%程度、大きな処理施設から離れた郊外の団地などには小規模の処理施設がいくつもあり、有給や代休の欠員補助に回されることが多くなりました。
もう3度目の就職です。後がありません。どうせなら「お前が代わりに来てくれれば安心だ」と言われるよう、がむしゃらに勉強しました。公的資格試験も一発合格、頑張った結果は「出向」でした。

今度は北陸自動車道の上水設備、汚水処理設備の管理です。幸い出向先の会社からは暖かく迎えていただき、まるで正式な部下や同僚のように扱ってくれました。この時の恩は忘れることができません。年賀状のやりとりも続いています。

会社からはボクとあと一人が責任者格で入りました。しかし最初からの4年間は、全く役に立たない責任者を当てがわれ、苦難の連続。やがて出向先からも嫌味を言われる始末。顔から火が出る思いの毎日でした。

出向して5年目を迎え、ようやくボクは責任者に昇格しました。この頃が華でした。ゴルフコンペにも誘ってもらえるようになり、念願の100切りも。

ところがこの頃から設備の老朽化が目立つようになり、普段の点検に加え設備更新に伴う資料作成や調査、打ち合わせが増えました。追い打ちをかけたのが管理区間の延長で、それまで加賀IC~金沢西ICの約50kmだったのが、加賀IC~小杉ICの約100kmと倍になったのです。移動時間も半端ない上、更新施設も倍に。

事務所内での仕事は連日の残業。しかし会社は出向先との契約を理由に時間外手当の支給を一切認めてくれないのです。月80~100時間の時間外労働は、すべてサービス残業。泣き寝入りしか方法がなかったのです。相棒にまでサービス残業をさせるわけにもいかず、全部ボクが被りました。

どうにか設備の更新工事も終わろうとした頃、会社から突然の帰還命令が下りました。不本意でしたが8年間の出向にピリオドを打つことに。

ただ出向先で正社員同様に送別会を催していただき「惜しまれて去る」を実感出来ました。人生この一度だけでした。

そして再び下水道処理施設に戻ると、衝撃の事実が待っていました。