早春の新湊探訪2012年03月08日

今日はお休み。前々から訪れてみたかった新湊へ行ってきました。古くは北前船の頃からの町並が今も残る、初めてなのにどこか懐かしい町。

いつもヒコーキや電車を撮りに行く時は北陸道を使いますが、今日はゆっくり8号線で。まずは久しぶりの「デリー あわら店」でインド料理食べてきました。二種類のカレー(コルマとダル)とチキンティッカなどがセットのランチは…う~ん、やっぱり美味しいっ!!毎週のように通った頃があったなあ。

万葉線の線路に沿うように新湊へ。まずは小矢部川の河口に面した庄西町に寄ってみました。

街角のたばこ屋さん

街角のたばこ屋さん。看板の「たばこ」の書体はだいぶ古いものです。海が近いせいか殆どの家の外壁は板張り。

店先にイカの丸干しが吊られていた魚屋さん。近所の方曰く「その黄色の自転車、みんな写真撮ってくよ」。思わず1枚頂きました。

魚屋さんの店先

細かな格子窓が残るこの家は、年代的にもかなりのもの。丸窓がイキな雰囲気。

丸窓のある家

床屋さんの看板犬

床屋さんのドア窓越しに、かわいいワンちゃんが。ズバリ看板犬ですよね。愛くるしい表情に思わず和みました。

港町のヌシ的存在は日本中どこでもネコ。ここでもあちこちで見かけましたが、町の一角を住処にしていたのでしょうか。カメラを向けると右側の子が目線をくれました。

猫たちの住処

続いて射水市新湊庁舎に近い中央町近辺へ移動。「川の駅 新湊」では毎年10月に行われる放生津八幡宮の新湊曳山祭りで町を練り歩く曳山が展示されています。しげしげと見とれていたら、ガラス戸を開けて見せて頂きました。
全部で13基の曳山が一堂に会し、祭りが最高潮に達する瞬間を想像するだけでもワクワクします。

新湊の曳山

曳山の主役たち

二階の展示には新湊の町名の入った法被もありました。なんかカッコいいです。

祭りの法被

新湊の魅力は、何といっても町の中を流れる運河。両脇には船が繋ぎとめられています。ここは近所のお店の方に「パワースポットだよ」と教えて頂きました。条件が許せば向こうに立山連峰を望めるんだとか。

新湊のメインストリート

運河の向こうは

その反対側も二上山が見えるはず…でしたが、春霞に遮られた様子。

今も歴史を残す町並、それに人情味。新湊はすごく魅力的なところでした。
もう少し足を延ばして、海王丸パークも寄ってみました。

海王丸

一応鉄もしてきました。

万葉線の終点、越の潟。今はなき富山地鉄射水線とレールが繋がっていた頃はもちろん直通運転も行われてました。のち富山新港が作られたため線路が分断されたのはご存じの通りで、以来ずっと渡船(フェリー)が運航されています。

越の潟 点描

周りは大きな工場、それに大型貨物船やコンテナ船。なのにどこか静かな空気が支配していました。まだ春も早かったせいなのでしょうか。

半日あまりのプチ旅でしたが、心が癒されました。