黒部峡谷鉄道 ― 2015年09月01日
今朝は生憎の雨。せっかく宇奈月温泉に泊まったんですから、黒部峡谷鉄道に乗らずに帰るのも勿体ない話です。ダメモトで欅平までの往復を決めました。
キップは乗車前日の15:00までネット予約が可能です。当日分でもオッケイだろうと思い今朝になって駅で購入。宿をチェックアウトして宇奈月11:27発の列車で欅平へ。
列車は特別車と普通車の混成。ボクたちが乗ったのはオープンタイプの普通車でした。このほうがトロッコらしくてイイですよね。
トンネルに入ると冷気で寒かったです。こんな時期でも上着などを持って乗るのが当たり前のようです。
途中駅で交換待ち。側線には関西電力の工事列車が停まってて、かつての国鉄の駅を彷彿とさせてくれました。
富山出身の俳優、室井滋さんの車窓案内も愉しく約1時間20分で欅平に到着。
まるで両側が垂直な岩盤ではないかと思う位、切り立った山々が印象的。紅葉を控えたカエデなどの緑も鮮やかでした。
黒部川は身を切るような冷たさ!!しかもこの清流!!
欅平駅は黒部第三発電所の上にあります。
帰りの列車(14:37発)はほぼ満席、朝のうちにキップを確保しておいたのが功を奏しました。
直前になっていきなり決めた旅でしたが、のんびり出来ました。
黒部で出逢った花たち ― 2015年09月02日
例年ならまだ残暑の厳しい日が続くのに、今年はいささか拍子抜け。それでも近くの小学校から下校の子供たちの声に、もう9月なんだなあと実感しました。
宇奈月温泉は北陸の温泉の中で歴史が新しいほう。山あいの町に遠く黒薙から湯を引き、発展を続けてきました。黒部峡谷鉄道へのリレー地点でもあり、シーズン中は観光客も多いです。
温泉街の中は、積極的に花が飾られています。
「おもかげ足湯」の近くで見つけたピンクのベコニア。
富山地鉄宇奈月温泉駅近くのカフェ「モーツァルト」は、いつもバラがシックな外装に映えて、とてもキレイです。
色鮮やかな桔梗と、それを引き立てる紅いイヌタデ。晩夏らしい雰囲気。
コチラはトロッコの欅平駅で見かけたナナカマドの実です。まだ実は紅くなっていませんが、葉は色づいたものがチラホラ。これから峡谷に早い秋が訪れると、真っ先に全部が紅く変わっていくんでしょうネ。
小さい秋、見つけたっ。
秋の空 ― 2015年09月03日
不安定な空模様が続きます。
夜勤から帰る頃はどんよりした雲に覆われ、一眠りして午後には陽射しが戻り、夕方からは一転雨になりました。しかし明日後半からは金沢は秋晴れも期待できそうですヨ。
富山ではおわら風の盆が行われています。その魅力に何度か訪れたコトがありました。ただ近年はブームが過熱してしまい、静かなはずの八尾の街並が人でごった返すのが残念です。
町の大切な行事、観光客を呼び込みたい、しかし自分たちの伝統を踏み荒らされたくない…こんなジレンマが繰り返されているように見受けられます。
最終日の今夜は朝まで踊り明かすのが恒例のようです。秋雨前線の影響で突然の雨になってしまうのも…これまたお決まりみたいです。
シルバー・ディスカバラー 金沢寄港 ― 2015年09月04日
昨夜から今朝にかけ、金沢は時折強い雨が降りました。夏と秋の空気がぶつかりあい、なおもにらみ合っています。
それでも昼前には青空も見え始め。やや秋が優勢に。今日はお休み、午後はスカイシップでYhイントラの初中級クラスを受けてきました。
コリオがすっかり新しくなり、構成されているステップは至ってシンプルなのにメンバーの心をくすぐるものに。今月も楽しいレッスンになりそうですネ。
さて今日は金沢港にクルーズ船「シルバー・ディスカバラー」が寄港しました。
無量寺埠頭に佇むシルバー・ディスカバラー。今回は日本国内と韓国を巡るツアーのようです。
汽笛と共に次の寄港地、境港に向け出港。行ってらっしゃ~い。
ヨットタイプの小柄なクルーズ船のシルバー・ディスカバラー、実は最近まで「クリッパー・オデッセイ」と名乗っていて、金沢には2年前の6月に一度訪れてました。これはその時の姿。
当時とはカラーリングが変わって、軽快な装いからシックなものになりました。
しかし特徴あるリドデッキに並ぶ二つの丸い窓は…この船はもともと昭和海運の「おせあにっくぐれいす」だったのです。
来週は「ぱしふぃっくびいなす」が金沢に寄港します。
願望と必要と ― 2015年09月05日
予報通り秋晴れの爽やかな一日を期待していましたが、晴れたのは午前中までで、午後からはまた雲に覆われてしまった今日の金沢です。
その午後は久しぶりにアクトスでKイントラの脂肪燃焼クラスを受けてきました。シンプルなコリオ構成かと思いきやリズムチェンジにターンに…と難度も上がり、しかも3ブロック。ラストには筋コンディショニングもあって、なかなか充実の60分でした。
北陸では新幹線開業の興奮がまだ覚めやらないといった雰囲気が残っていますが、むしろ今は福井や敦賀への延伸を「一日も早く」といった風潮が強いです。この先新幹線が出来て、何が変わるのでしょう。残念ながら「欲しい」という願望だけが先行しています。
欲しがるのは簡単です。誰にでも出来るでしょう。ただし誰も問題提起をしないのです。
新幹線建設の本来の意義は輸送改善にあります。高速新線を別に造り、並行する在来線に多くの列車が走れるように容量を確保するのが目的であって、決して看板を作るコトではないのです。観光客の呼び込みなどは二次的な効果であって、並行在来線の廃止や第三セクター化、分断は必ずしも地方にとってプラス要素ではないはずです。
多くの人は普段あまり鉄道を利用しないから、何でも言えるんでしょうね。関心がないのに新幹線だけは欲しがる。富山や福井への移動はクルマだから不便は感じない、というより鉄道事情は判らない。『サンダーバード』や『しらさぎ』も出張などでたまに乗る程度だし…ましてや東京なんて殆ど行かない、新幹線もヒコーキも乗らない、というのが本音じゃないんですか。
乗ってから言って欲しいのです。こんなときだけ新幹線を持ちあげてもらっては困るのです。目的が異なっていませんか??
かつて北陸では「我田引鉄」と新幹線建設を訝る声も聞かれました。それがどうでしょう。金沢開業で浮かれてしまい、忘れ去られてしまいました。
結論ありき ― 2015年09月06日
未明にパラリと雨が降りました。夜勤から帰ると曇り空から再び雨粒が落ちてきて、しばらくして本降りに。
この雨で気温が上がらず、日中も20℃辺りで終始してしまい、肌寒ささえ感じる一日になりました。例年なら「ホントに9月??8月の間違いじゃないか??」と思うところです。
5年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックですが、不祥事続きで国民一同ガッカリです。マスコミではいろいろ語っているようですが、巨大な国立競技場が出来あがって、世界から多くの人が集い、やがて大会は成功した…なんて結論だけが先行した結果じゃないですか。
巨額を要する大会です。とっくに入念な準備に入らなければならない時期に、十分な検討もせず、出来あがった姿だけを追い求め、浮かれてしまったのです。
新幹線と同じ構図ですね…。
ただ異なるのは、まだやり直しがきくというコトでしょうか。エンブレム問題に関しては、既にデザイナーたちが自主的に案を公表しており、コンセプトも伝わるよう工夫しているようです。
国立競技場も、スポーツの場にふさわしいもの、求められるものを造るのが筋というもの。そうすれば自ずと形は決まるはず。
騒ぎをただ面白おかしく大きくしたマスコミにも問題はあると思いますが…。
秋は長雨 ― 2015年09月07日
また一つ… ― 2015年09月08日
突然現れて、しかも不気味に近づく台風18号「アータウ」。その影響で秋雨前線も居座ってしまい、金沢は今のところ小雨が降った程度ですが、既に各地で大雨などの被害が出ています。今後もどうぞご注意を。
さて3月まで特急『北越』に活躍していた485系R編成。今は奇跡的に残った快速列車用にR26編成とR28編成が走り続けていますが、既に引退したR23編成が帰らぬ旅に出たと聞きました。おそらく長野へ向かうのでしょう。
レールは繋がっているのに、設備もそのままなのに、もう金沢で見られるコトはありません。つい半年前までは当たり前のように走っていたのに…。
明日は午後からフェーン現象になるようで、久しぶりの真夏日が予想されています。あーあ。
台風17号「キロ」はそれていったようですネ。
台風一過?? ― 2015年09月09日
台風18号本体の雲がかかり始め、未明から雨が強くなりました。出来るだけのコトをやり、引き継ぎを済ませ帰宅。
JR北陸線は特急『サンダーバード』が午前中を中心に運休。代わりに今日も臨時の『ダイナスター』などが運転されました。一方小松空港発着のヒコーキは仙台便1往復が欠航した他は、使用機到着遅れはあったものの運航。
帰宅後、雨は弱くなり、やや強めの風だけに。
午後はアクトスでHsイントラの中級クラスを受けてきました。
コリオ前半が少し変化、後半は新しいものに。リズムチェンジにアームスと、なかなか難度ありました。
ちょうどその頃、台風18号が金沢に最接近、結局小松あたりから日本海を北北西に進んで行ったんですが、不思議なコトに早々に雲が切れてしまい、何と青空が見え始めました。急に暑くなり28℃近くに。真夏日にはならずに済みました。
珍しく台風一過となり、台風などどこ吹く風…みたいな、ちょっと拍子抜け。
でもこれはただの偶然です。「金沢は台風が来ない」などという向きもあるようで、さらには加賀百万石の城下町だからなどと意味不明な話もあるような、ないような。つまらないプライドに過ぎません。
夜はスカイシップでYhイントラの初中級クラスを受けてきました。金曜とコリオは同じです。しかし彼女の動きは今日も素晴らしく、思わずトリハダもの。こうも自分とは違うのかと、反省しきりです。
明日は雨が残りそうです。
久々に金沢さんぽ ― 2015年09月10日
北関東から東北南部にかけ大雨が猛威をふるいました。今なお被害が続き、心よりお見舞い申し上げます。
金沢は霧雨の朝を迎え、時折弱い雨が思い出したかのように降る一日に。今日はお休み。こんな天気でしたが午後は久々にカメラさんぽしてきました。
小さな秋がないかな…金沢城公園のカエデの中には、恥ずかしそうに紅く色づき始めたのも。
まだ先だと思っていた彼岸花を見つけました。秋の訪れはやはり早めですネ。
久保市神社から暗がり坂を抜けて、東山へ。
ちょっと前に降った雨に濡れた、白い芙蓉の花。
観光客で混雑するひがし茶屋街。何でも和風と思われがちな中、軒先に吊るされたハンギングバスケットもなかなか似合ってました。
レンタル和服で歩く金沢。大人気のようです。
ふと見かけたタイワンホトトギスの小さな花たち。とても印象的な色をしてましたヨ。
以前ご紹介した薬屋さんの看板ワンちゃん、実は2匹だったのです。引戸の間から顔をのぞかせて、観光客を温かく見守るその表情が妙に人懐こくて…。
カラフルに和服を着こなせる女子が羨ましいなあ…。
歩き疲れたのでこの先は「ふらっとバス」で移動。バスを待つ間に観光の女性客とお話ししていたら、昨日大阪から来る時に『サンダーバード』が運休してしまい、仕方なく1本遅らせたとか。でも金沢を堪能された様子で安心しました。
しいの木迎賓館で写真展を観て、21世紀美術館へ。そろそろ終わりが近づいたサルスベリの花を、ちょっと幻想的に。
散歩の途中、何度か雨に遭いました。その都度屋根の下や木の下で雨宿りして凌げたのに、ここ21世紀美術館で傘なしではちょっとムリな位降ってきました。
そんな中、傘1本で雨をしのぐ若い二人。微笑ましかったです。
最近は観光地でもカメラの主流はスマホなのかと思ったら、今日はミラーレスやデジタル一眼レフを提げた女性を多く見かけました。カメラの復権を感じて、なんとなくホッとしています。
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