ネーミング2014年09月27日

夏日に至らなかった昨日まではとは違い、日中はちょっと汗ばむ陽気になった今日の金沢。

さて先日地元紙には、来年のと鉄道にデビューする新しい観光列車の名前が決まったと書かれていました。もっともその名は公募されてて、一番多かったのはかつての七尾線・能登線の急行列車『能登路』だったとか。これは当然でしょう。

しかし決定したのは『のと里山里海号』。しかもこれは「有識者により決まった」という話で、しかも元の能登有料道路が改名した「のと里山海道」に倣ったものらしいです。

その安直さに絶句しました。昭和のセンスです。せめて平仮名で『さとうみ・さとやま』とか『のとじ』位でしょう。今時『号』はどうかと…。

ボクは前々から石川県内の新幹線開業に対する二次交通の希薄さに疑問を感じています。あと半年もないというのに未だ交通実験程度しか行われていないのが現状、明確なものが見られません。

金沢の人はよく「そんなもん、やってみんとわからん」と口にします。その上で新幹線を手放しで喜んでいるのも現実。やっぱり井の中の蛙なんですよ。その有識者とかいう人たちは、例えばJR九州の列車なんて知らないのかもしれません。せいぜい「ななつ星なんて、ただの高いだけの汽車やがいや」程度でしょう。