旅に求めるもの2015年06月19日

朝からシトシトと雨。北陸地方は例年より1週間遅れて、今日やっと梅雨入りしました。

午後はスカイシップでYhイントラの初中級クラスを受けてきました。水曜とは後半ちょっと違うコリオ展開、それでも強度は十分でラスト通しでは曲も相まってスタジオ一体テンションアップ!!

さて昨日のフラリ旅、考えさせられるコトも多かったです。

皆さんは旅に何を求めますか??楽しみにしていたせっかくの時間です、普段時計の針が倍速で進んでいるんじゃないかと思う位に忙しい毎日を送っていると、せめて旅の間は、その針がいつもの半分のスピードに感じたいものです。

新幹線が開業して以来、金沢は少なからず変貌を遂げています。観光客も激増してホテルや旅館、飲食関係など嬉しい悲鳴を上げているのは確かです。金沢の魅力を感じていただければいいのですが、ただの新幹線ブームで「とりあえず行ってみっか」という向きもないとはいえません。

もともと金沢なんて小さな街です。そこな大挙して観光客がやって来るコト自体どうなのかなというのが正直なところです。

「おもてなし」という言葉が流行る今、果たして十分なもてなしが出来ているかも疑問です。むしろ異常な地元愛を生み、自己満足で終わってしまう懸念さえ感じています。

それと昨日富山地鉄で乗り合わせてしまった小団体のように、行先はどうあれ仲間同士で騒げればいいような雰囲気では、もてなしも何もあったものではありません。土足で踏みにじられたような思いだけが残りました。そのために巨額を掛けて新幹線を作り、並行在来線を廃止しない代わりに第三セクター化して地元負担を増やし、便利になったのか不便になったのか判らないようなインフラにしてしまう位なら、いっそ新幹線なんて…という気もしないでもありません。

せっかく金沢や北陸を旅するのなら、もっとゆったりと真髄に触れてもらい、また訪れてみたくなる位に心から癒されてほしいものだと思っています。