坂の町 石引・小立野界隈 ― 2015年12月28日
昨日までに比べればずっと穏やかな一日でした。そんな空気に誘われて、午前中ちょっとだけカメラさんぽ。
金沢は意外かもしれませんが坂の多い街です。今日は犀川と浅野川に挟まれた小立野台から続く「嫁坂」を訪れてみました。
かつて加賀藩の重役が娘を嫁がせるために築いたとされるのがこの嫁坂。幅は狭く階段だけで構成されています。
傍らに咲いていた水仙。折しも通りかかった若い女性は、ごく当たり前のように坂を下りていきました。
麓の本多町界隈で見かけた葉ボタン。寒さに強い草花がこれから主役です。
嫁坂の近くには「大乗寺坂」。今は長坂にある大乗寺は、かつてこの坂の麓にあり、名前の由来となっています。
旧金沢美大の石川県歴史博物館の赤レンガに映えるサザンカ。
そのまま天徳院まで歩きました。わずか3歳にして江戸の徳川家から加賀の前田家にお輿入れした「珠姫」ゆかりの寺です。
参道や境内の樹木はみな雪吊りが施され、やがて来るであろう本格的な冬を待ってました。
年の瀬も押し迫り、これが今年最後のカメラさんぽとなりそうです。来年もまたあちこちを歩いてみたいものです。
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