安全とは2013年09月24日

先日「暑さ寒さも…」なんて話を書きましたが、今日も金沢は真夏日にちょっとだけ届かない位の暑さ、そうか、これからまた暑くなるのか…なんてコトは、ないはず(笑)。

さてこの夏、JR北海道の路線では異常気象で大雨が続き、しかも相次ぐ車両の故障も重なって、列車の運行にも支障する事態になり、正直1日も早い正常化を願ってました。

ところがご存じのように明るみになった線路の不具合。これには驚きました。鉄道事業者ならば「安全」が全てに優先するのは至極当然なのは論を待たないでしょう。

JR北海道では特急列車の高速化が行われ、道内交通を席巻したのは記憶に新しいところです。また対本州における貨物輸送の立場から、高速貨物列車を昼間に走らせなければならない事情があり、高速化された特急列車に支障しないようダイヤが組まれ、高出力の機関車も投入されています。

ただそこに「安全」の二文字が欠けていたとは思いませんでした。残念でなりません。

以前訪れた鉄道博物館には蒸気機関車D51の本物の運転台を使ったシミュレータがありますが、その運転操縦はかなり難しいものです。鉄道事業者が人の生命や財産を預かることの重要さを知って欲しい一心で作られたものだと聞きました。

今一度、鉄道マンとしての誇りを持ってほしいです。企業としてではなく、社員としてではなく、列車を走らせる一人の人間として。