大晦日に思うこと ― 2017年12月31日
いつしか大晦日を迎えました。今日の金沢は午前中は穏やかで、青空も広がった時間もありました。
ちょうどその頃に買い物。このまま新年を迎えたいところですが、午後にはもう雲が広がり、雨もポツポツ…。夜にはまたアラレ交じりに。
今年を振り返ってみると、ボクには「激動」の一年でした。
2年半前からの父親の肺癌が進行してしまい、春頃から微熱が続くようになりました。もしかしたら他の原因かとも思って6月に受けた検査の結果は腫瘍熱。以降解熱剤が欠かせない生活になりました。
その時、主治医から「年内かな…」と告げられました。
もともと母親も認知症を患っていることもあり、これ以上仕事を続けていくのは無理と判断、ボクは職を辞し両親の世話と介護に努めるのを決めました。
父親は9月頃から全身の筋力が衰えていき、一時は腸閉塞で入院。しばらくして退院したものの食欲は落ち、やがてベッドで横になる日が増えていきました。
そして11月15日、再度入院。これが帰らぬ旅路でした。検査の結果、癌は主治医の予想より早く肥大していて、24日の説明で「あと10日くらい」と伝えられ、親類にも会わせるよう勧められました。
父は今月5日、生涯を閉じました。
こうして親の介護と世話を続けていると、日本の社会が如何に健常者の目線で、健常者主体に出来上がっているか、よく判りました。
寄り添わないと見えないのです。
2018年がすぐそこに近づいています。ゆっくりと時間が流れていく、そんな年にしたいなと思っています。
皆さまに幸多かれ。
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