「レトラム」に乗って2014年06月08日

久しぶりにお休みの日曜です。せっかくなので有効に使おうと思い、早く起きてまずは家の掃除。続いて午前中はスカイシップへ行き、Yjイントラの初中級クラスを受けてきました。

先週の日曜、あの暑さの中で運動会だったというYjイントラ、日やげですっかりいい色に…。さてレッスンはなかなか盛り沢山な内容で、しかも彼らしいコリオ構成。強度もあって運動量も稼げました。

午後はこの4月から福井で走り始めた「レトラム」に乗ってきました。この電車、もともとはドイツのシュツットガルトの路面電車GT-4形で、のち高知の土佐電鉄に移りました。今年1月に土佐電鉄から福井鉄道への移籍が決まり、現在は土日祝日に福井駅前-田原町間で運行しています。

福井駅前では、懐かしいオリジナルカラーのモハ200形に出逢いました。

福井鉄道モハ200形

あっ、急行電車だ

だるまや西武の前を行くモハ200形。今でもボクの中では急行電車です。この組み合わせ、物心ついた頃から変わってません。

そして「レトラム」ことF10形が福井駅前への通称ヒゲ線に入ってきました。

「レトラム」が見えた

土佐電鉄時代から、なるべくシュツットガルト当時のままにしておこうという配慮がされ、車体の広告もそのままです。

まるでドイツみたい

電車は広い福井の道の真ん中を、ゆっくりゆっくり走ります。ボクは幼少期の2年間だけ福井に在住しましたが、金沢に戻る直前に卒園した栄冠幼稚園が車窓に見えました。建物は変わっても場所は変わりません。

ここの出身です

田原町にいこう「レトラム」

田原町までの短い旅を終え、しばし構内にいこうレトラム。

路線図はドイツ時代のまま

帰りもレトラムに乗りました。車体だけでなく車内の路線図や広告もシュツットガルト時代のまま、残されています。

広告もそのまま

福井駅前で折り返し田原町行きとなるレトラムです。もうすっかり福井の街に馴染みました。

福井鉄道「レトラム」

すっかり福井に馴染んだモハ880形

福井鉄道ではもと名鉄の電車が主力です。故郷の岐阜にも似た街並みが違和感を与えないのかもしれません。

また逢えたモハ800形

名鉄時代に一旦イベントで福井に来た経歴を持つモハ800形。福井鉄道の水仙カラーが似合うようになりました。

レトラムは冷房がないので、6月いっぱいで一旦お休み。涼しくなったらまた走りだすのだそうです。

同じ北陸では富山地鉄の路面電車「レトロ電車」も話題を集めています。またアルプスエキスプレス、ダブルデッカーエキスプレスも今や全国区の人気。
石川ではのと鉄道がアニメ「花咲くいろは」とタイアップしたラッピングカーを走らせていますが、北陸鉄道はいったい何を…私鉄の電車史にも残る名車たちが泣いています。