2,000kmの彼方に2014年10月11日

金沢は朝から風が強くなってます。まだ高気圧の圏内で晴れてますが、はるか2,000kmも離れた台風19号へと空気が吸い込まれています。

動きの遅い台風、沖縄は長時間暴風雨に。お察しします。

金沢ではこの連休に街中で様々なイベントが行われています。今回もライトアップされたオブジェが並ぶ「金澤月見小路」もその一つ。また金沢城をスクリーンにしたブロジェクションマッピングも。

でもボク個人的にはプロジェクションマッピングはあまり好きではありません。せっかくの建築が、ただのアトラクションになってしまっているのがどうも納得いかないのです。建築そのものが持つ美的感動は存在の意味を持ちません。
派手な光と映像を観るだけなら、どこぞのテーマパークなんかで完結してほしいのです。

さて、一昨日ディーラーでFITの12ヶ月点検を受けている間、北鉄浅野川線を撮ってきました。

ゆったりと渡る

狭い間隔で並ぶ架線柱がいかにも私鉄っぽいです。

もと京王3000系の北鉄8900系

鉄道の日を前に、せめて1編成だけでも京王時代の「ステンプラ」の姿に戻せないものなのかな…。前から書いてますが、金沢では交通事業者の士気の低さを感じます。

以前アニメ「花咲くいろは」で県内の温泉が舞台になり、話題を集めました。のと鉄道ではそれとタイアップしたラッピング車を走らせて人気ですが、北陸鉄道は温泉へのバス路線があるのに、結局知らん顔を決め込んでおしまい。
富山地鉄、いすみ鉄道、富士急、大井川鉄道、和歌山電鉄、一畑電車…積極的な地方私鉄各社の取り組み方を知らないのでしょう。知ってても理解しようとしないのです。

地元の鉄として、歯がゆい思いをしています。