金沢東山 ある日の情景 ― 2014年11月01日
金沢は未明から雨になりました。今日は日勤、三連休とはまた無縁です。もっとも雨は午前中には上がってしまいましたが、分厚い雲が空を覆ったまま、しかもどこか不気味な暖かさでした。
さて、一昨日のカメラさんぽから。東山に行ってみました。浅野川大橋を颯爽と渡っているのは外国人女性。
この日も観光客がひがし茶屋街へと…。
その途中、梅の橋の上で大きなワンちゃんを連れた男性を見かけました。なんかほのぼのした空気がありました。
ひがし茶屋街には珍しく、修学旅行らしき女子高生たちが。少人数なので自由行動でしょうかねえ。
この日も結婚写真撮影が行われていて、観光客の方々が一斉にカメラを向けました。もう注目の的。
花嫁さんの髪が、一瞬輝きました。
西王母がここにも咲いてました。今日から11月、椿の季節が到来です。
クールに歩く女性を見かけたと思ったら、和服姿の方も。この姿で金沢を楽しんでらした様子。
真っ赤なケイトウが咲いていました。ちょっと甘めに仕上げて…。
てっきりハロウィンかと思ったら、ひゃくまんさん。
そのまま大通りに出てみたら、お店の先に看板犬を発見。おとなしく行き交う人やクルマを見つめてました。なんかカワイイです。
一人旅…でしょうか。
主計町の入口で見かけた和服の女性。町並みに溶け込んでました。
冬の雨音 ― 2014年11月02日
今まさに気圧の谷。不思議と雨は少なめです。昨日に引き続き空気は生暖かで、雨の予感。
午前中はスカイシップでHsイントラの初中級クラスを受けてきました。彼らしいコリオ展開、ただ途中まではトリッキーなアームスがないなあと思ってたら、最後にレイヤリング。これは難関でしたネ(汗)。
レッスン後、風が非常に強くなりました。これは天候の急変かと思いつつ買物をしている途中で、やっぱり一時的に大粒の雨が、音を立てて降ってきました。
寒冷前線が通過したようです。その前線を引き連れた低気圧はこの後北でかなり発達しそうです。北海道などまた雪や荒れ模様になるという話、しかし南の海では台風20号「ヌーリ」が発生、こちらも勢力を増して沖縄や小笠原に影響しそうな気配。
冬と夏が日本列島を境に同居だなんて、不思議なコトもあるものです。ただ厳重な警戒をお忘れなく。
金沢は午後から、手を伸ばせば届きそうな低い雲が、まるでパレットの絵の具のように濃淡混ざり合って、今にも落ちてきそう。時折不規則な音符のような、冬と同じ雨音が聞こえてきました。
これは昨日、昼休みに職場で撮った写真。木枯らしが作っていった落葉の絨毯が出来てました。
歩道にはドングリがいくつか転がってて、子供の頃一生懸命に拾い集めた頃を思い出させます。
ふと雨が止み、薄日が射した瞬間。このまま柔らかな光に包まれて、つらい冬が来なければなあと思いました。
雨の止み間に ― 2014年11月03日
昨夜、冬型の気圧配置に変わり、風も強いまま。寒気の影響で気温は朝よりも午後のほうが低くなりました。
夜勤から帰り、ちょっと用事があったので金石まで行ってきました。雨の合間にカメラさんぽ。
古く北前船の頃から海運で栄えた金石は、当時は宮腰(みやのこし)と呼ばれていました。今も昔の面影を色濃く残す街です。
明治期以降のレトロな建物は、旧金石駅の真ん前。
今は金石街道の名で親しまれている道路の隅には、かつて北陸鉄道金石線が走ってました。元の金石駅はバスターミナルに変わりましたが、付近には工場などが多く、広い敷地は国鉄にも貨車が直通していた頃の面影を残しています。
ここに線路が敷かれ、小さな電気機関車に牽かれた貨物列車が発着していたのでしょう。
金石の街には、旧い家屋がたくさん残っています。
金石と、その先の大野は古くから醤油屋さんがいくつもあって、金沢の味を使える大事な役割を担ってます。樽などが置かれていていいカンジ。
もちろんそんな街には神社やお寺もあります。大野湊神社は有名ですが、街中のお寺もなかなか落ち着いた風情を醸し出しています。
小さな公園がありました。南天の実が季節の変わり目を告げました。
久しぶりに訪れた金石でしたが、同じ金沢にあっても、また違った魅力がいっぱいなのに気づきました。
モノトーンの空。ダークトーンの大きな工場。絡まった蔦が生んだビビッドな色。冬を迎える直前の様相でした。
Light Up the Town ― 2014年11月04日
今日はお休み。ところが昨日の午後あたりから喉の痛みを感じ、夜になり軽い悪寒まで感じる始末。ここ最近ムリしてきたのかな…とにかく風邪気味でした。
今朝起きると、少し快方に向かいました。高気圧が張り出してせっかく青空が広がったのに、今日はカメラさんぽも電車もヒコーキもお休み。ほぼ終日のんびり過ごし、静養と決めました。
それでも夕方、ちょっとだけカメラを持って出かけました。
しいの木迎賓館を夜のベールが少しずつ覆い始めました。アメリカ楓通りも、そろそろ夜の装い。
下校の女子高生も、スマホでこの紅葉を収めてました。
1枚ずつの葉は、こんなに色づいています。もっとも昨夜までの荒れ模様に、落葉もかなりの数。
四高記念公園を、ワンちゃんたちが横切っていきました。
秋の陽はナントカといいますが、ほんの20分程で暮れてしまいます。もうこんなに夜の帳が下りてきました。
家路を急ぐ人やクルマ。その一部始終をアメリカ楓たちはずっと見守り続けています。
二つの建築展 ― 2014年11月05日
今朝も放射冷却でこの秋の最低気温を更新、しかし午後は陽射したっぷりで20℃まで上がった金沢です。
体調も徐々に善くなり、その午後は金沢21世紀美術館で始まった「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」、併催の「3.11以後の建築」を観賞してきました。
ボクも一時期は建築の世界に足を踏み入れていた身、今は一歩下がった場所から見るコトが出来るようになりました。
夏を思い出させる強い陽射し。もう11月だというのが俄かに信じられない位。
展示のうち1室だけが撮影オッケイでした。破壊と再生をテーマにしたその内容は戦後ニッポンよりも以前に建てられていたものの一部分。これはライトの旧帝国ホテルを建てた時に発生したもの。まだ日本のホテルが黎明期だった頃の名残りです。
企画展の会場からのみ、レアンドロのプールの地下…というより本来の水中??から水面を見られます。
上から見てた女性二人が手を振ってくれました。ボクも手を振り返すとオッケイの合図。どうやらお互い写真を撮っていたようです。果たして彼女たちの写真にボクはどう写ったのでしょうか。
ちょうど今日がガウディ展の最終日でした。これら三つの展覧会を通して、建築の意匠表現が芸術から現実性へ、それが空間イメージに変わって来ているなと痛感しました。歴史は形を変えながら繰り返しています。
観終わって外に出ると、仲のいい二人が…。
コチラでは女性三人連れで記念写真。楽しそう。
しいの木迎賓館の前で、フレアーもゴーストもお構いなしで光いっぱいのショット。歩く女性の髪が一瞬輝きました。
車寄せを額縁に、四高記念公園の木々を。
しいの木迎賓館の周りで咲くマーガレットには、まだ蝶が飛び交ってました。
緑が日に日に黄色や赤に色を変えています。そろそろこんな日も貴重になるんでしょうね…。
写真を撮りあう少女たち。まるでポートレートの撮影みたいでした。
秋の陽射しを受けながら、思い思いに過ごす街角。冬を前に、今残しておかなければならない風景。
オレンジ色の雨 ― 2014年11月06日
まだ体調が戻りきらないうちの夜勤は、念のためにと飲んだ風邪薬も効いてか、昨夜は何度も眠気に襲われました。
昨日までとは違い、雲に覆われた朝。そのうち小雨も降り始め、これは帰宅後はおとなしくしてなさいという天の声だと思い、早々に横になりました。しばらくして夢心地…。
午後目覚めると、やっぱり雨。しばらくして小雨になった頃にカメラを手に…お出かけではなく、自宅の小さな庭でパチリ。
ドウダンツツジが色づき、そこに降る午後の雨が柔らかく葉を濡らす…なんて雰囲気を狙ってみました。ほんの玄関先のショットですケドね。
やがて夕焼けが街を包みました。でも雨はまだ止みません。今日一番の光が街を光らせ、まるでオレンジ色の雨が降っていたようでした。
夜はスカイシップでSkイントラの初中級クラスを受ける予定でしたが、まだ復調していないので、大事を取ってお休みしました。ごめんなさい。
明日は冬型になって、しかも寒気も入りそう。肌寒い日になるかもしれません。
街はイルミネーション ― 2014年11月07日
低気圧が東へ去り、代わって西からは高気圧が張り出してきました。今日は立冬、暦の上では冬です。まさに暦通り時雨模様かなと思ってましたが、午前中やや雲が残った程度で、午後は青空も広がりました。
今日はお休み。午後はようやくスカイシップへ。Yhイントラの初中級クラスを受けてきました。
まだ本調子ではないものの、なんとか動けました。新しくなったコリオは運動量がハンパではないもの、汗の量も…とにかくまだ1週目、来週以降の展開や如何に??
これからの季節、街はイルミネーションで飾られます。夕方ちょっとだけカメラさんぽ。
夕方からは発光体のようになる21世紀美術館。移りゆく瞬間。カメラを持った女性が館内を撮影中。
春には妖艶な姿を見せてくれた枝垂れ桜ですが、もうこんなに葉を落とし、冬の様相に変わりました。
だいぶ陽も沈み、屋外作品の中心に灯りが点ると、日中観られなかった表情を見せてくれました。不思議な1枚に。
旧四高、それに香林坊界隈にも夜の帳が迫ります。
イルミネーション越しに垣間見えた旧四高の赤レンガ。
香林坊109前は例年キレイな光が行き交う人々の目を楽しませてくれます。向かいのアトリオは、ビルそのものがクリスマスムードに。
氷をかたどったような光のオブジェも。これから雪の季節を迎えると、これらイルミネーションもまた、輝きを増すコトでしょう。
今年もカニ漁が解禁になり、今日からズワイガニ(オス)や香箱ガニ(メス)が店頭に並びました。北陸では香箱ガニが主に食されますが、資源保護のため香箱ガニの漁は来月末までと決められています。
両親の晩ゴハンにと香箱ガニを買って帰ったら、たいそう喜ばれました。初物ですからネ。
一進一退… ― 2014年11月08日
朝起きると…体調はまた悪化。昨日はかなり善くなったと思ったのに、ガッカリです。自分で思うより疲れが溜まっているのかな。
でも午前中には用事があって出かけなくてはなりません。クスリのんで横になってたら、ちょっとラクになってきました。今夜は夜勤なので、そうのんびりもしていられません。
その用事がてら、どうにか線路際を歩く元気も出てきました。
北陸鉄道浅野川線は民家沿いにカーブの続く路線、スピードもゆっくりです。8800系が通り過ぎていきました。
神社の甍は、晩秋というより、もう初冬の装い。柿が生ってました。その近くでみつけた、鮮やかな菊の花。
内灘から折り返しの8800系が戻ってきました。
上毛電鉄、松本電鉄など地方私鉄で余生を送る、もと京王3000系ステンプラ。その中で狭幅車が譲渡されたのはここ北陸鉄道浅野川線だけ。私鉄の車両史を語る貴重な存在です。
しばらくすると、広幅車の8900系がやってきました。線路際の小さな畑では、おばあさんがのんびり仕事中。そのすぐ脇を、ちょっと申し訳なさそうに電車は通り抜けていきました。この風景、ずっと変わりません。
出かけた足で買物を済ませ帰ろうとしたら、な・な・なんとEF58の先頭部分を発見!!となりに置かれているのはオハ14のカットモデル。
こんな姿にはなってましたが、交流電化区間の金沢で本物のゴハチが見られるなんて、夢のまた夢です。
う~ん、明日こそ善くなってないかな…。
思いきって静養 ― 2014年11月09日
昨夜はなかなか体調が戻らない中での夜勤でしたが、悪化することなく朝を迎えて帰宅。内心ホッとしました。
うまくいけば午後はスカイシップでSkイントラの中上級クラスを受けようかなと思ってました…でも疲れが取れているかと問えば「NO」。ここ最近彼のレッスンを受けられてないので楽しみにしていたんですが、やはりキチンと治さないとダメ、無理せず静養することに決めました。
結局そのまま終日部屋でゴロゴロ。こんな日曜なんて久しぶりです。
今日の金沢は午前中から雨になりました。といっても時雨ではなくて、むしろ梅雨のようなシトシトした雨。この時期としては珍しいです。
夕方前、ちょっと玄関先で雨の雰囲気を収めてみました。
南天の実の紅さが目にしみます。早咲きの椿、西王母も咲いてました。
葉を落とした庭の木の枝には、雨粒がいっぱい。やはり初冬の光景です。
先日「もしかして運用落ち??」と思わせたJR東日本485系K1編成ですが、今日は1052M『北越2号』~1055M『北越5号』それに1060M『北越10号』の運用に入ったようで、一安心です。
これは前に撮ったK1編成の『北越5号』。今日撮りに行ってたらこんな写真になっていたでしょう。
ここでお詫びです。JTAの那覇-小松便ですが、現在のところモノクラスではなく2クラス機材の運航になってました。たまに機材繰りか予約状況によりモノクラス仕様機がアサインされているようです。申し訳ありません。ちなみに明日はジンベエジェットの予定です。
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