485系 有終の走りに2017年03月19日

日中の陽射しに春の暖かさを感じる時期になりました。「暑さ寒さも彼岸まで」とはホントよく言ったものだとつくづく思います。

さて今日は「ありがとう485系信越」が新潟-直江津間に運転されました。これが485系R編成最期の晴れ姿。
これで485系そのものが消滅するワケではありませんが、残るのはジョイフルトレインに改造されたものが殆どとなってしまい、特急列車の姿は留めていないのが残念です。

行きたい気持ちはヤマヤマでしたが…。まあいろいろあって。心の中でシャッターを切るだけに。

特急『北越』時代を、もう少し偲んでみましょう。

さようならR編成

最後に乗ったのは一昨年の2月半ば、宇奈月温泉の帰りの魚津-金沢間でした。1時間程度の旅。北陸新幹線金沢開業まで1ヶ月と迫ってました。
世の中が新幹線で浮かれる中、どうして在来線じゃダメなんだろう、全然遅くもないし快適なのに…と悔しい気持ちでいっぱいでした。

高岡を発車して聞こえる加速音。もうこれで485系で駅を出るのはおしまいだな…その感覚はまだ身体で覚えています。

思い出の485系R編成『北越』

これは人気を誇った国鉄特急色のT18編成。お気に入りの1枚です。

人気だったT18編成

糸魚川快速として最後まで残ったR26、R28編成ですが、既に僚友R26編成は長野へと回送され、このまま一生を終えると思われます。今日走ったR28編成も早晩同じ運命になるのでは…。

北は旭川から南は鹿児島まで日本全国を走った485系は、そのまま日本の鉄道交通を支えて続けてきたのです。新幹線よりも、ずっと偉大です。

そしてこの電車を愛した人々の心の中で、明日も走り続けます。

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