雨の止み間に ― 2014年11月03日
昨夜、冬型の気圧配置に変わり、風も強いまま。寒気の影響で気温は朝よりも午後のほうが低くなりました。
夜勤から帰り、ちょっと用事があったので金石まで行ってきました。雨の合間にカメラさんぽ。
古く北前船の頃から海運で栄えた金石は、当時は宮腰(みやのこし)と呼ばれていました。今も昔の面影を色濃く残す街です。
明治期以降のレトロな建物は、旧金石駅の真ん前。
今は金石街道の名で親しまれている道路の隅には、かつて北陸鉄道金石線が走ってました。元の金石駅はバスターミナルに変わりましたが、付近には工場などが多く、広い敷地は国鉄にも貨車が直通していた頃の面影を残しています。
ここに線路が敷かれ、小さな電気機関車に牽かれた貨物列車が発着していたのでしょう。
金石の街には、旧い家屋がたくさん残っています。
金石と、その先の大野は古くから醤油屋さんがいくつもあって、金沢の味を使える大事な役割を担ってます。樽などが置かれていていいカンジ。
もちろんそんな街には神社やお寺もあります。大野湊神社は有名ですが、街中のお寺もなかなか落ち着いた風情を醸し出しています。
小さな公園がありました。南天の実が季節の変わり目を告げました。
久しぶりに訪れた金石でしたが、同じ金沢にあっても、また違った魅力がいっぱいなのに気づきました。
モノトーンの空。ダークトーンの大きな工場。絡まった蔦が生んだビビッドな色。冬を迎える直前の様相でした。
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