栄光の花道2016年03月27日

南風が吹いた今朝、小松空港へ向け降下するヒコーキの音が聞こえました。その音が今までとはちょっと違いました。

今日から航空ダイヤは夏スケジュールとなり、ANAの羽田-小松便が4往復化されたのに伴いB767-381が帰ってきたのです。減便は残念ですが、再び増便される日もあると思ってます。

さて昨日のJRグループダイヤ改正で北陸路に変化がありました。JR貨物富山機関区所属のEF81が定期運用を終えたのです。

定期運用を終えた富山機関区EF81

交流20,000V60Hz、直流1,500V、交流20,000V50Hzと三つの電化方式が混在する日本海縦貫線の直通運転を可能にした電気機関車のEF81は、まさにエースとしての活躍を続けてきました。当初は北陸本線金沢以東が守備範囲でしたが、のちに関西へも進出、さらに関門間や九州、東日本などでも走り続けました。

リタイヤした頃のJR西日本所属車

各地で特急・急行旅客列車の先頭に立ったEF81。特急『日本海』や『北斗星』『カシオペア』、また『トワイライトエクスプレス』での熱いシーンは記憶に新しいところです。しかし最近は余剰車の引退も続きました。

なおもJR貨物で高速貨物列車の先頭に立ち続けたEF81。

最後の活躍 EF81

快走!!

ここ最近はJR東日本から『北斗星』『カシオペア』を牽いていたEF510 500番台の移籍が続き、生まれ育った日本海縦貫線からは徐々に活躍の場が狭められてはいました。

まだ富山からの完全引退ではないようで、昨日、今日も代走運用で元気な姿を見せてくれたようです。ただしそれもずっと続くものではありません。人々の暮らしを支え、走り続けたその活躍に拍手を送りたいものです。