特急『花嫁のれん』2016年03月29日

今日はお休み。やや雲が出たものの漸く暖かい日になり、午後は久しぶりに金沢駅で特急『花嫁のれん』を撮ってきました。

この特急『花嫁のれん』は金沢と和倉温泉を結ぶ観光列車。のと鉄道『のと里山里海号』にも接続しています。車両は国鉄時代の近郊形ディーゼルカーを改造したものでエアサスも装備していませんが、観光列車とあって速達性が求められているものでもなく、事実電車特急の『能登かがり火』には所要時間で大きく水をあけられています。

しかし徹底的に手が加えられた車体は輪島塗を思わせる美しいものになり、車内には金箔も使われてかなり豪華。ボックスシートや窓を向いたカウンター席など多彩なつくりも思わず乗ってみたくなる魅力に満ちています。現在は週末を中心に金沢-和倉温泉間2往復の運行。

金沢駅では行き止まり式の4番のりばが定位置です。ちょうど2番のりばの大阪行き『サンダーバード』683系に『花嫁のれん』が映り込みました。

発車を待つ『花嫁のれん』

ホームは加飾が施され、列車の運行時にはその名の由来となった花嫁のれんが掛かり、お客様をお出迎え。車体のエンブレムも誇らしげですネ。

エンブレム

横顔

風が吹いた

まるで沈金のような車体の装飾。鉄道車両の常識がまた覆されました。

特急『花嫁のれん』和倉温泉行き

絢爛豪華

走る輪島漆器とでも言ったほうが…そんな雰囲気です。

裾までキレイ

車内のサービスは和倉温泉の超有名旅館「加賀屋」が担当しています。

和服のように

花嫁のれんの向こうには…こんな鉄道写真が撮れるなんて予想外。新しいジャンルを与えてくれました。

暖簾越し

乗車の前に

観光列車『花嫁のれん』は人気も上々。特に女性客には高い支持を得ているようです。

金沢駅を発車

満席の『花嫁のれん』が発車していきました。ボクも旅したいなあ…。

この後は広坂から兼六園へと移動。金沢のソメイヨシノ開花宣言はまだですが、気の早い桜がもっと咲いてないかと探しに行ってみました。

それはまた、明日の話。